今何しよる? 世界一周なう! FJです!
香港から北京へ移動しようとした時に飛行機のチケットの値段をチェックすると2万ちょいくらいだった。
高い!!
という訳で陸路で移動できないか調べてみた所、寝台列車で行ける模様。2475kmを24時間掛けて移動する。
24時間!?
いいやん!旅らしくなってきた!!そして601香港ドル(約8500円)で北京まで行ける!!
という訳で寝台列車で移動した。ちなみに出国も入国も有。陸路での国境超えは初めて。でも出国も入国も質問もされず意外とあっさりだった。
車内にWi-Fi無かったのが辛かったけど、音楽聴いたり、Kindleで本読んだり、英語喋れる中国人のおばちゃんおったから話してくれたり。
乗り心地も意外と良くて10時間くらい寝てた。
そんなこんなで
16時頃、無事北京に到着する事が出来たFJは、その日の宿を決めていなかったので、北京西駅でWi-Fiを探してネットで予約しようとしたのだが
Wi-Fiが繋がらない!!
街の中心地まで行けばなんとかなると思い、街行く人に話しかけて見るが、英語が全然通じない。(後から気付いたのだが若い人は少し英語が喋れる人が多い)
北京について下調べゼロでやってきたFJは困った。とりあえずツーリストインフォメーションに行くと、そこのスタッフさんが自分のアカウントを使ってWi-Fiを繋いでくれた。ありがたい・・(フリーのWi-Fiでも電話番号とパスワードが必要な所が多いみたい)
しかし
Googleが使えない!!
Google関連(Googlemap、Gmail)、Facebook、Instagram等のSNSも使えないし、自分のブログにもアクセスできない。
中国はグレートファイアウォールと呼ばれるネットワークシステムが敷かれており、多くのSNS、Google、You tube等にアクセス出来なくなっている。(なぜかSkypeは使用できた)少しは知っていたけどここまで厳格だとは思わなかった。
これを回避する為にVPN(Virtual Private Network)いわゆる仮想プライベートネットワークを使用してアクセスする方法もあるが、最近すごく規制が厳しくなってきている。これを使用するとアクセスできる様になる物も多いが、それでもイマイチ機能しない所もあるという印象。もちろんVPNの種類にもよるだろうけど。
中国人は主に「We chat」と呼ばれるメッセージアプリや「百度(バイドゥ)」と呼ばれる検索エンジンを使用する。
以前、中国人にFacebook、Instagramの話をしたら「なにそれ?」って言ってたのも納得だ。
Booking.comは運良く使用出来たのでとりあえず宿を予約した。住所を控えて駅からの行き方を覚えてジェスチャーで尋ねたりしながらなんとかバスで出発(もちろんオフラインだがiPhoneのマップはなぜか使えた)
予約したホステルがビルの一室で分かり難かったこともあり、しばらく迷ってしまったが何とか住所通りの場所へ辿り着いた。
ドアを開けるとおっちゃんがいてFJを見た瞬間、何やら中国語でまくし立ててきた。
言葉は全然分からないけど目の前の「岡村隆史の20年後みたいなおっちゃん」が激怒しているのくらいは容易に理解できた。しかしFJは予約しているので予約画面を見せながらジェスチャーで全力のアピールをするも追い出され、ドアを閉められてしまった。
それ以降、一向に応じてくれないので近くにたまたまいたおばちゃんに助けを求めた。「檀れいの25年後を少し崩したおばちゃん(餃子を包ませたら右に出る者はいない)」だ。
しかしどうやら住所は合っているがここは宿では無い模様・・・(全てジェスチャー)
意味が分からなかったが、いずれにせよここは宿泊できそうにないので、切り替えて次を探そうとした。
その時点で夜9時を過ぎていた。
マクドナルド等に入ってもWi-Fiが使えない、英語も通じない。
雨も降っていて、バックパックを抱えてしばらく移動していたので疲れていたこともあり、もう野宿した方が楽かも・・・と北京だけにペキンと心が折れそうになったが、もう少し頑張ってみようと思った。
当てもなくひたすら歩いているとビジネスホテルを見つけた。一応宿泊の値段を聞いて見ると5000円程だった。今のFJには高過ぎる。
「Wi-Fiを使わせてくれないか」と懇願すると、英語も理解してくれるスタッフがパスワードを教えてくれた。この時は本当に嬉しかった!嬉しくてバク転しそうになった。出来んけど。
そこでもう一度、違うホステルを予約し、道を調べて歩き出した。
4kmくらいだったか歩いて、またホステルがビルの一室(安宿あるある)だったので迷ったりしながらもなんとか宿に辿り着く事ができた!
そして辿り着いた宿ではヤンくんと言う日本で働いているという日本語ペラペラの中国人と出会う事ができ、北京の情報やオススメのご飯とかも教えてくれたり、周辺を案内してくれた。
しばらく日本語を喋ってなかったこともあり、ヤンくんといるとすごくリラックス出来た!落ち着き過ぎてヤンくんじゃ無くて「アロマテラピー」って呼ぼうかと思ったくらい。
その日はいつもよりベッドで寝れる事に感謝しながら眠りについた。
北京は3日間しかおらず、世界7不思議のひとつ、万里の長城(雨と霧、多過ぎる人で大変だった..)や天安門へ行ったり、セブ留学中に出会った友達と会って北京ダックを食べたり。外国人と互いの文化や考え、将来について話すのは実に多彩で面白い。そういえば彼も3ヶ国語を話せる。(FJは日本語、英語、阿波弁を操る)
やっぱり北京滞在で衝撃的だったのはネット事情。
プリペイドSIMカードの購入も試みたが、中国人が持つIDカードが必要と言われ、パスポートでは購入出来ないと言われた。(ただネットではパスポートで購入出来る場所もあると書かれている)
どこの国に行っても驚くほどプリペイドSIMカードやWi-Fiが普及している事が多いこの世の中で、これ程外国人旅行客にとって不便な国は珍しいのではないかと思う。
身を以て体験する事で、インターネットについて新しい視点から物事を考えるいいカルチャーショックを受けられたかもしれない。
そして次の目的地は・・・
モンゴル!!
果たしてFJは大草原の遊牧民と仲良くなれるのか?朝青龍(本名:ドルゴルスレン・ダグワドルジ)に出会えるのか?
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