ドイツ現地就職!就活の流れ、コツやビザサポート等について紹介

すだちくんと世界一周中!FJ@fujikko_sudachi)です!

ロンドン就職→パリ駐在を経て、ドイツに就職しました。ドイツでサービスエンジニアをやってます。

実は2回目のドイツでの就活でしたので、就活のコツや流れがわかっている事から、1ヶ月間で4社からの内定を頂きました。

この記事では

 

  • ドイツ就活において必要とされる語学力

  • ビジネス英語の攻略マインド

  • 具体的な応募方法

  • 狙い目になる企業

  • 採用までの流れ

  • 面接での重要ポイント

  • ドイツ就労ビザをどう得るかについて

  • 超効率的に日本にいながらドイツ就活

 

等を解説していきます。

「ドイツで働いてみたいけど、どうやって?」

 

「海外就職してみたい!」

 

と言った方々には楽しんで頂けると思います。

ちなみに筆者は

  • ドイツ語全く話せない

  • 高卒

  • 日本語ネイティブ、英語ビジネスレベル

  • 日本で10年以上の就労経験ありの産業機械系エンジニア

  • イギリスワーホリでロンドンでの会社員経験あり

 

といったスペックです。

雇用形態は、日系企業の現地法人で現地中途採用という形です。

【ドイツ就職】まずは自分のスキルセットを再確認!

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ドイツで就職を考える際に、まず自分の能力がどこまで通じるか、自分自身にどういったスキルがあるのか再確認してください。

特に中途採用の際、即戦力となることが求められます。

採用後の雇用側とのイメージに相違が無い様、しっかりと自分でも何ができるのかを確認しましょう。

 

・必要とされるドイツ語や英語のレベルは?

結論から言うと、ドイツ語が全く話せなくてもドイツ就職は可能です。

 

ただし、英語はビジネスレベル、最低でも日常会話レベルが必要とされるでしょう。

 

TOEIC等のスコアはあれば無いより良いですが、実際に面接等で受け答えできるかを見られます。

英語をある程度喋れてもビジネスレベルと言うと不安になる方がいますが、後ほど、ビジネス英語攻略法をお伝えします。

実際に筆者はドイツ語がダンケシェン(ありがとう)しか知らない状態でドイツ就職できました(笑)

英語に関しては面接でもチェックされることが多いです。

日系企業でも、ドイツ人の担当者が面接に出てきて英語で話したり、日本人と面接でも「今から英語で話しましょう」となることが多かったです。

ただし、もちろんドイツ語を話せた方が仕事の幅が拡がります。

ドイツ語を喋れなくてもこれから勉強することをアピールしましょう。

 

・語学力以外でどんな経歴やスキルで貢献できるか

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当たり前ですが、語学力だけで仕事をゲットするのは難しいです。

語学はあくまでベースなので、入社以降どういった活躍をできるのかがカギとなります。

逆に言えば、あまりドイツ語や英語のレベルが高くなくても、結果を確実に出すことをアピールできれば採用は現実的です。

特に中途採用で見られるのが経歴です。

面接でも今までどんな事をしてきたか聞かれることが多いので、自分が今まで行ったプロジェクトや活躍したエピソードを用意しましょう。

それらの経歴をその企業で活かせることに繋げることが大切です。

 

・ロンドン就労経験から得たビジネス英語の攻略法

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筆者は、ドイツで働く前にロンドンで働いていたのですが、最初はビジネス英語に戸惑いがありました。

ただし、日本語の敬語ほど大きく違うものでもなく、メールでの定型文はいくつかありますが、全然すぐに覚えられます。

現地で働く日本人が打つ英語のメールなんて、ネットで調べながら入力している人も多いです。

「ググりながらメールを作成してもいい」

と言われれば、出来そうな気がしませんか?

そして、ヨーロッパで活躍する多くの日本人を見てきましたが、正直英語のレベルは全然高くありません。

カタカナ英語で奮闘している人もたくさんいます。

これは日本人だけでなく、ネイティブスピーカー以外はビジネスシーンでも完璧な英語を話している人はそんなに多くありません。

さらに会議や交渉等も日本のビジネスシーンほど固くない事が多く、カジュアルな雰囲気であることが多いです。

なので、英語で日常会話ができれば、ほとんどの方がビジネスでも通用すると感じます。

ビジネス英語と聞いて尻込みし、機会損失している人があまりに多いので、自信を持って飛び込みましょう。

 

ドイツでの具体的な求人応募方法

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ここからはドイツでの就活を具体的にどう活動していくのかをお伝えします。

大きく3つに分けて解説していきます。

1、現地企業に直接応募する

日本ではあまり一般的では無いですが、ヨーロッパでは割と行われている手法です。

自分の働きたい分野や会社をリサーチし、HPへアクセスします。

「Career」と言うページを設けていたりすることがあるので、そこで現在募集しているポジションがないかチェックします。

募集しているポジションがなくても担当者の連絡先やメールアドレスがあれば、履歴書(英語orドイツ語)を送ってしまいましょう。

この数をこなしていくことが大切です。

    1. 100社以上応募するのは割とザラ

    2. 返信があればラッキー程度のマインドで

    3. 応募した企業はリストで管理しておく

     

    現地人でも100社以上応募するのは割と普通だったりします。

    ヨーロッパあるあるでビジネスメールでも返信されないことが頻繁にあるので、返信が来たらラッキーくらいに考えてガンガン行動してください。

    ただし、応募した企業をリストで把握しておきましょう(企業名、ポジション、応募日等)。

    どんな内容の求人に応募したのか分からなくなったり、企業から返信が来た際に詳細が分からなくなるのを防止するためです。

     

    2、ドイツ現地の日系エージェントを使う

    次に、現地の日系エージェントを使用する方法です。

    ドイツで日系の会社等を対象とした求人等を多数扱う転職エージェントが数社あります。

    これらに登録しておくと、求人情報を得られたり、おすすめの企業等を紹介してくれます。

    担当も日本人が多いので基本的には安心ですが、中には日本人でも適当な対応をしている担当者も多いので、全てを信じ込まず自分で責任を持って対処していきましょう。

    それぞれ上記のHPから登録できます。利用料無料です。

    登録すると、メールやSkypeで連絡が来るので、どういった経歴やどういった仕事を探しているか伝えましょう。

    エージェント担当者から会話で英語力をチェックされることもあります。

    自分で企業に直接応募するのは企業からの返答やフィードバックを得ることが難しいことが多いのですが、エージェント経由なら、なぜ書類選考を通過することができなかったのか等のフィードバックを得られるので次に活かしましょう。

     3、LinkedIn等のSNSを活かす

    LinkedInをご存知ですか?

    ビジネスシーンで使われるSNSです。

    ヨーロッパで就活をするならば、LinkedInのアカウントは作成しておきましょう。

    LinkedInで求人情報を見て応募することもできるし、企業の方々と繋がれるチャンスもあるので、作成しておいて損はありません。

    タイミングやスキルがあれば、企業側からスカウトの様な形でアプローチされることもあります。

     

    狙い目は現地の日系企業

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    次に日本人がドイツで就活するにあたり、就活しやすい狙い目をお教えします。

    現地に進出している日系企業が狙い目となるのですが、なぜなのか解説します。

    ・日本語がスキルとなる

    ドイツ人は世界的に英語がうまいことで有名ですが、ドイツ人が日本語を喋るのはそう簡単ではありません。

    しかもビジネスレベルに日本語を話すドイツ人なんて非常に少ないでしょう。

    英語が通じやすいドイツ、そこで「日本語が喋れる」と言うスキルが重宝されるのです。

    多いパターンとして、日本に本社があり、ドイツにオフィスや拠点を構え、ドイツ現地に日本から駐在員を送り込みますが、駐在員はトップや幹部のみで、現地で日本人を採用します。

    ここにドイツ現地で日本語を喋れる人の需要があります。

     

    ・ドイツは他国と比べても就労ビザを得やすい

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    海外で働く際に一番のネックとなるのが就労ビザです。

    ヨーロッパの中ではドイツは移民に寛大な方です。

    つまり、ヨーロッパ他国と比較し、就労ビザが取得しやすいです。

    ただし、コロナや戦争の影響もあり、失業率が高い中、それでもわざわざ就労ビザを出してまで外国人を雇う必要があるという事を証明しなければなりません。

    これを忘れないでください。

    現地の日系企業なら、今まで日本人を雇ってビザを申請した経験があるので、ビザ発行をサポートしてくれる場合が多いです(会社によっては費用も負担してくれる)。
    ビザサポートをして頂けなくても、数万円の費用で自分で調べてビザ手続きを行ったり、専門の方にお願いもできます。

    ヨーロッパの中では移民に寛大、英語も通じやすく、日系企業が多く進出しているドイツであるからこそ、日本人の需要があります。

     

    ・日本人が多い街、デュッセルドルフ

    ドイツのデュッセルドルフと言う街をご存知ですか?

    ヨーロッパの中でも日本人が多い街で有名です。数多くの日系企業が集まっており、日本食レストランが並ぶ通りがあったり、現地の日系エージェントもデュッセルドルフに拠点を置くところが多いです。

    日本人はデュッセルドルフでの求人を得られる可能性は高いです!

    他にはベルリン、ミュンヘン、フランクフルト、ケルンやハンブルグ等が主要な都市です。

     

    ・実際にドイツで働いている日本人の悩み

    実際にドイツで働いている日本人(主に駐在員)の悩みを紹介します。

    ドイツで管理職を担当する駐在員の方々はドイツで働いていても、本社側(日本)から日本の働き方を強いられ、現地のスタッフはドイツ人なので日本流の働き方に習わず、意識の違いによりプロジェクトの進捗や仕事の進め方に大きな歪みが生まれます。

    日本では仕事ができると言われる人がよく駐在員として送られますが、英語が上手くなかったり、海外経験が少ないと現地のスタッフをマネージメントするのは難しく、残念ながら現地スタッフからバカにされていたりという場面もよく見受けられます。

    これで鬱になる人も少なくありません。

    そんなところに英語の喋れる現地採用の日本人がいれば、両方の考えを理解し、間を取り持つことができる。

    この辺も現地採用の強みとなります。

     

    ドイツ現地採用までの基本的な流れ

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    ・ドイツ現地採用の流れ

    ドイツ現地採用までの流れは基本的に日本と同じです。

    書類選考→面接(1~3回程度)→内定

    日本と違うのは、給与や待遇の交渉を自分でする事があります。

    ですので、様々な求人を見て、自分が理想とする給与や有給日数を把握しておきましょう。

    おすすめは日本の転職サイトに登録しておき、自分の相場や今求められている能力等を事前に把握しておきましょう。

    海外案件もあるのでDodaか、ビズリーチがおすすめです。

     

     

    これらに登録しておくと、スカウトが届いてキャリアアップできたり、自分の市場価値が分かるので、日本にいても登録しておくことをおすすめします。

    今自分が勤めている会社以外に選択肢を持つことは精神衛生上すごく大切です。

     

    ・ドイツの有給日数、面接内容等

    有給日数は年間25日〜30日が基本です。

    日本と比べるとすごく多いですよね。でもドイツではこれが普通です。しかも入社1年目からフルで使えます。

    筆者は機械系のエンジニアなのですが、面接の他に実際に試験管の前で機械をメンテナンスすると言う試験がある会社もありました。

    面接は基本的にオンラインが多かったのですが、筆者の場合、ドイツに滞在しながら就活していたので、最終面接等になると会社に訪問し、直接顔を合わせる事が多かったです。

    ドイツに滞在しながらの就活だと

    • 実際にその土地の雰囲気を体験できる

    • 一緒に働く人や会社を実際に目で見れる

    • ドイツで就職する意思が本気であることが伝わる

       

      等のメリットがあります。

      ただし、ポイントを押さえていれば、日本にいながらでもドイツ就活できるので後述します。

       

      ・ドイツ就活に向けて準備する資料、履歴書等

      あなたがドイツ語を喋れる場合、ドイツ語でもCVを作っておくといいでしょう。

      筆者の場合、英語と日本語しか喋れなかったので、以下を作成しました。

      • 英語のCV(履歴書)

      • 日本語の職務経歴書

      • 日本語の履歴書

       

      英語のCVに慣れていない方は、ネットで似たようなジャンルや経歴の人をググり、そういったCVを参考にしながら作成すると良いでしょう。

      そして、CVについてもエージェントにアドバイスをもらう様にしましょう。エージェント側もあなたの採用を勝ち取ってほしいので様々なアドバイスを頂けます。

      応募する際は、英語のCVだけで良いことが多いですが、日系企業で採用担当者が日本人の場合、日本語の書類も用意しておくとしっかり読んでくれる確率が上がります。

       

      ドイツ就活!面接での重要ポイント

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      ドイツ現地就活でも面接で聞かれることは、日本での就活とあまり変わらないことが多い印象ですが、なぜドイツで働きたいのかと言う質問、英語レベルのテストを尋ねられることが多かったです。

      ちなみに筆者は
      ・第四次産業革命の発祥地であるドイツでエンジニアとして働くことで日本企業を世界トップへ導く一員になりたい。

      と言うような返答をしていました。

       

      ・入社後、即戦力となる事をアピール

      中途入社で求められるのは何よりも即戦力です。

      1. 求人内容からその企業がどのような人材を求めているのかを把握
      2. 自分の経験やスキルがそれにマッチすることを伝える
      3. すぐに馴染み、結果を出せることをイメージさせる

         

        もっと言うと、面接中に会社がどんな問題を抱えているかを聞き出し、自分のスキルを使ってこうすれば解決できる等の具体案をプレゼンできれば、間違いなくインパクトを与えられます。

         

        ・今できないことも勉強することをアピール

        企業側は即戦力を期待し採用を考えていますが、実際、そんなに完璧にマッチする人に出会える確率は低いことを企業側も理解しています。

        ですので、現在持っていないスキルでも積極的に習得する意思があることをアピールしましょう。

        例えば、
        「ドイツ語は喋れませんが、すでに勉強を始めており、ドイツ語で自己紹介ならできます!」と言えば、「全く喋れません」より印象が段違いですよね。

        これは言語だけに限らず、様々なスキルに対してもそういう姿勢でいることをアピールしましょう。

         

        ・英語の自己PRを準備しておく

        ドイツでの就活とは言え、英語力を求められる場合がほとんどです。

        日本語で面接していても、

        「英語であなたの経歴を教えてください」

        等と途端に言われることもあります。

        その為、英語でのキャリアやスキルの自己紹介、なぜドイツで働きたいか等を英語で言えるようにしておきましょう。

         

        超効率的!日本にいながらドイツ現地就活

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        筆者はドイツ就活にあたり、ドイツ現地に渡り、現地で就職活動を行いました。

        しかし、コロナ以降オンラインでの面接が増えた事が主な要因となり、エージェントとのやりとりから面接や交渉まで完全オンラインでもドイツ就活を行えます。

        そして、以前にも実際に日本にいながらドイツの現地採用内定を4件ほど頂いたことがあります。

        現地のエージェント曰く、ドイツに実際に滞在していた方が、企業が面接してくれる確率は上がるそうですが。。全然無理ではありません。

         

        ・日本にいながらドイツ就活は現地エージェントに頼る

        基本的に日本にいても、就活方法は同じです。

        ただ、現地で就活する時よりも、ドイツ現地エージェントにお願いする比重をあげた方がうまくいきます。

        なので、ドイツ現地エージェントに登録する際に、「日本にいながらドイツ就活したい」という事を伝えましょう。

         

        ・日本にいながらドイツ就活の注意点

        • 時差がある(夏は7時間、冬は8時間)

        • 電話は国際電話となる

        • 現地の暮らしをイメージしにくい

         

        時差は日本の方が早いので、日本の夕方にドイツの朝。

        と考えると、日本で仕事をしながらドイツ就活も可能なのでやりやすいです。

        日本の電話番号だと、現地企業からの電話が国際電話になるので、企業側の心理的なハードルが上がることはあるでしょう。

        ただし、最近はSkype等で連絡をすることができるので、それはカバーできます。

        ドイツ現地に行ったことがある方はいいのですが、ドイツでの暮らしをイメージしにくいと言うデメリットがあります。

        観光で訪れても住んでみないとわからないこともあるので、その辺はある程度、どこかで覚悟を決める必要があるでしょう。

        一般的には、ドイツは基本的に治安が良く、日系のものが買えるスーパーや美容室も多いので、暮らしやすいです。

        ただし、かなり辺鄙な街等は日本語で情報があるか等のリサーチはしておきましょう。

         

        ・ドイツ現地での就活

        筆者はドイツ現地へ渡り、たまたま1ヶ月で内定を得る事ができましたが、いつ決まるかもわからない状態でドイツへ渡るのは不安ですし、滞在費用もかなりかかります。

        Airbnbを活用したりしても宿泊代だけで1ヶ月で20万円程度かかりました。

        そこから移動費や食費等がかかるし、観光ビザも90日しかいられないので、心理的、経済的なプレッシャーがかかります。

         

        ドイツ現地就職 まとめ

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        今回はドイツでの現地就職についてまとめました。

        まだまだ、海外で働く日本人は少なく、海外で働きたい人にとってはチャンスがあります。

        そして、ドイツに就職するとキャリアにもなるし、何よりも人と違った経験を得られることができます。

        ドイツで数年働けば、世界中どこでも働けるという自信がつくので、ぜひドイツ就職を実現してください(^^)

        まずは動きやすい日本の転職サイトから登録して行動していくことをおすすめします。

         

         

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