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ドイツ在住者のお金管理は、「現地口座・日本との送金・両替・投資・日本の番号維持」の5つを押さえれば完成します。私はロンドン→パリ→ドイツと5年以上ヨーロッパで暮らすエンジニアですが、最初は日本の銀行しか持たず、海外送金の手数料や為替で何度も損をしました。今は用途ごとにサービスを使い分けることで、手数料を最小限に抑えながらストレスなくお金を管理できています。この記事では、私が実際に使っているサービスと最適な使い分けを、一次情報としてまとめます。
📑 目次
✅ この記事でわかること
- ドイツ在住者が持つべき口座・サービスの全体像
- 現地口座・送金・両替・投資の最適な使い分け
- 海外送金や両替で手数料を最小限にする方法
- 日本の銀行口座・電話番号を海外から維持する方法
ドイツ在住者のお金管理 全体像(5つの柱)

ドイツで暮らすうえで、お金まわりは大きく5つの役割に分けて考えると整理しやすいです。私はそれぞれに専用のサービスを割り当てています。
| 役割 | 使っているサービス | 主な用途 |
|---|---|---|
| ① 現地口座 | N26 | 給与受取・家賃・日常の支払い |
| ② 日本↔ドイツ送金 | Wise | 日本円↔ユーロの送金・受取 |
| ③ 両替・旅行 | Revolut | 多通貨両替・旅行先での決済 |
| ④ 資産運用 | Trade Republic | ETF積立(Sparplan)・投資 |
| ⑤ 日本の番号・口座維持 | 楽天モバイル | 日本番号維持・SMS認証 |
ドイツ移住の全体的な流れ(ビザ・家探し・就職)についてはドイツ移住完全ガイドでも解説しています。この記事ではお金まわりに絞って深掘りします。
① 現地銀行口座:N26

ドイツで生活するには現地銀行口座(ドイツのIBAN)が必須です。給与受取・家賃の引き落とし・各種契約の支払いはすべてドイツの口座を前提としています。私はオンライン銀行のN26をメイン口座にしています。
N26を選んだ理由
- スマホだけで口座開設できる:店舗に行く必要がなく、アプリで完結する
- アプリが使いやすい:支出の通知・カテゴリ分けがリアルタイムでわかる
- 英語で使える:ドイツ語が不安でも開設・利用できる
口座開設の手順や3年使った正直な感想はN26口座開設ガイドで詳しく解説しています。「ドイツの銀行口座をどう開くか」で迷っている方はまずこちらをご覧ください。
💡 現地口座はオンライン銀行が手軽
従来のドイツの店舗型銀行は口座開設にドイツ語の書類や対面手続きが必要なことが多いですが、N26のようなオンライン銀行ならスマホで完結します。移住直後でドイツ語に自信がない時期でも開設しやすいのが大きなメリットです。
② 日本↔ドイツの送金:Wise

日本円とユーロのあいだでお金を動かすときはWise(ワイズ)一択です。私は2019年から6年以上使っています。銀行の国際送金だと手数料が数千円かかることも多く、さらに不利な為替レートで二重に損をしがちですが、Wiseは実際の為替レート(ミッドレート)に少額の手数料が乗るだけ。同じ送金が大幅に安くなります。
Wiseが安い理由
- 為替レートがミッドレート:銀行のような上乗せがない
- 手数料が明朗:送金前に金額が明確にわかる
- 日本・ドイツ両方の口座情報を持てる:受取にも使える
手数料の実例や送金手順はWise海外送金レビューで詳しく解説しています。日本からの仕送り・日本の収入の受け取り・帰国時の資金移動など、日独をまたぐお金の移動はすべてWiseでまかなえます。
③ 両替・旅行用:Revolut

旅行や多通貨の両替にはRevolutを使っています。ヨーロッパは国をまたぐと通貨が変わることも多く(イギリスのポンド、スイスのフランなど)、その都度両替するのは手数料も手間もかかります。Revolutならアプリ内で複数通貨を保有・両替でき、旅行先のカード決済もそのまま使えます。
WiseとRevolut、N26の細かな違い・使い分けはWise・Revolut・N26を徹底比較でまとめています。「どれを使えばいいか分からない」という方はあわせてご覧ください。Revolut単体の詳しいレビューはRevolutレビューにあります。
④ 資産運用・投資:Trade Republic
資産運用にはTrade Republicを使っています。日本のNISAや証券口座は非居住者になると使えなくなるケースが多く、ドイツ在住者にとって「投資をどう続けるか」は大きな課題です。Trade RepublicならS&P500やMSCI WorldなどのETFをSparplan(自動積立)で毎月コツコツ買えます。
Trade Republicのポイント
- ETFの自動積立(Sparplan)が手数料無料で設定できる(※別途スプレッド等あり。最新の手数料体系は公式サイトで要確認)
- 少額から始められる:毎月の積立額を柔軟に設定可能
- アプリ完結でドイツの証券口座を持てる
Sparplanの設定手順やおすすめETFの選び方はTrade Republic積立投資ガイドで、サービス全体の評判・帰国時の口座閉鎖の注意点はTrade Republic評判・使い方で解説しています。日本のNISAが使えなくなった方はぜひ参考にしてください。
⑤ 日本の番号・口座維持:楽天モバイル
海外在住でも、日本の銀行・証券口座を維持するなら日本の電話番号が欠かせません。多くの日本の金融機関はSMS認証(2段階認証)に日本番号を要求するため、番号を失うとログインや取引ができなくなります。私は楽天モバイルを日本番号維持の手段として使っています。
- 海外でもSMS受信が可能:日本の銀行の認証コードをドイツで受け取れる
- 月1,000円台〜で維持できる:あまり使わない月は最安料金帯(最新料金は公式サイトで要確認)
- 一時帰国時はデータ使い放題:別途SIMが不要
海外在住者がなぜ楽天モバイルを使うのか、SMS認証や一時帰国での使い勝手は楽天モバイルを海外在住者が5年使った感想で詳しく解説しています。
私のリアルな使い分け
実際の私の運用フローはこうなっています。お金の流れをイメージすると使い分けがわかりやすいです。
💰 FJのお金の流れ
- 給与 → N26(ドイツの現地口座)で受け取る
- 日本への送金・日本からの受取 → Wiseで日独間を移動
- 旅行・多通貨決済 → Revolutで両替して使う
- 余剰資金の運用 → Trade RepublicでETFを毎月積立
- 日本の銀行ログイン・認証 → 楽天モバイルの日本番号でSMS受信
1つのサービスですべてをまかなうのではなく、それぞれの強みに合わせて役割を分担させるのがポイントです。最初に仕組みを作ってしまえば、あとはほぼ自動で回ります。私自身、この5つの体制を整えてからお金まわりのストレスがほぼゼロになりました。
よくある質問
ドイツ移住後、まず作るべき口座は何ですか?
最優先は現地の銀行口座(ドイツのIBAN)です。給与受取や家賃の支払いに必須だからです。スマホで開設できるN26がおすすめです。次に日本との送金用にWiseを用意すると安心です。
日本の銀行口座は解約すべきですか?
すぐに解約する必要はありません。日本の収入や年金、帰国時の生活のために維持しておく方が便利です。ただしSMS認証のために日本の電話番号(楽天モバイルなど)を維持しておく必要があります。
ドイツに移住すると日本で投資はできなくなりますか?
多くの場合、非居住者になると日本のNISAや証券口座は新規購入ができなくなります。ドイツ在住者はTrade RepublicなどでETF積立を続けるのが現実的な選択肢です。
海外送金はどのサービスが一番安いですか?
私の経験ではWiseが最も安く明朗です。一般的な銀行送金は手数料が数千円かかるうえ不利な為替レートになりがちですが、Wiseは実際の為替レートに少額の手数料が乗るだけで済みます。
全部のサービスを使う必要がありますか?
必須なのは現地口座(N26)と送金用(Wise)の2つです。旅行が多いならRevolut、資産運用したいならTrade Republic、日本の口座を維持するなら楽天モバイルを追加する、という形で自分の生活に合わせて選べば十分です。
まとめ
- 🏦 現地口座はN26:給与・家賃・日常の支払いはドイツのIBANで
- 💸 送金はWise:日独間の送金は銀行より圧倒的に安い
- 💳 両替・旅行はRevolut:多通貨をアプリで管理
- 📈 投資はTrade Republic:NISAの代わりにETF積立
- 📱 日本番号は楽天モバイル:SMS認証で日本の口座を維持
ドイツでのお金管理は、最初に「役割ごとのサービス分担」という仕組みを作ってしまえば、あとはほとんど手間がかかりません。それぞれの詳しい使い方は個別記事にまとめているので、自分に必要なところから読み進めてみてください。移住前にこの体制をイメージしておくと、現地での生活がぐっとスムーズになります。
FJ
ドイツ在住の日本人エンジニア。英語ゼロからフィリピン留学→ロンドンワーホリ→パリ→ドイツ就職と5年以上の海外生活を経験。世界60カ国以上を旅した一次情報ベースのブログ「FREE JOURNEY」を運営。
英語学習、世界一周、ヨーロッパ就職を綴った著書「世界一周の果て」発売中。