少しだけ心に余裕を

FJです！

ついに中央アジアを抜け、コーカサス地方のアゼルバイジャンへ来ました！アジアとヨーロッパの間的な。

ウズベキスタンのサマルカンドにいたFJは

次はウズベキスタンの他の都市であるブハラ、ヒバへ行こうと思ってたんやけど、いろんな国をネットで調べていたらカスピ海を超えてアゼルバイジャンに行きたくなってきて急遽ルートを変え、アゼルバイジャンに行くことにした。

その為に一回サマルカンドからタシュケントへ戻り、スイカパーティがある例のホステルに一泊、そして次の日アゼルバイジャンへ3時間弱のフライト。

思い立って2日後に実際にその国に立っているのが妙に達成感があった。

 

 

サマルカンドからタシュケントのホステルに再度戻り「ただいま！」と入るとオーナーが笑顔で「おかえりー！」と出迎えてくれた。

片道キップで旅してる自分にとってただいまと言える場所があるのは凄く嬉しかった。こんな場所を世界中に作れると最高だ。

 

一泊だけして次の日、タシュケント国際空港からアゼルバイジャンの首都バクーに向かう。

という話をホステルで出来た友達と話していると、まさかのオランダ人のイケメンナイスガイ、マーティンと一緒のフライト。彼とは以前スイカパーティで盛り上がり少し話していた。

彼はアゼルバイジャンから乗り継いでイランへ行くらしい。

 

と言うわけで一緒に行動する事になった。

彼は世界中を自転車で旅していて、もうすぐ訪れた国が100ヶ国を超えるらしい。すご！

 

翌朝、一緒にホステルからタクシーで空港へ向かおうとした。

だが、荷物として自転車がある為、タクシーを捕まえても載せられない。

ホステルのオーナーも協力してくれ、1時間くらい粘ってなんとかルーフトップに積載出来る車を捕まえた。

 

しかし・・・

 

「自転車を載せるから」とドライバーは通常の5倍くらいの値段を請求して来た。

オーナーが現地語で根気強く交渉してくれるもドライバーは譲る気がない。言葉は分からなかったけど嫌なら乗るな的なスタンスに見えた。

オーナーも僕達に申し訳なさそうにしている姿を見て、FJは正直そのドライバーに対しムッとしていた。自転車を載せるから請求されるのは仕方ないけどそんな高圧的な態度取らなくてもいいだろと思った。

 

 

でもマーティンは

マーティン「オッケー！ありがとう！助かるよ！」

イケメンの爽やかな笑顔で快諾。彼はもちろん相場も知っている。

この時は時間もないし悔しいけど仕方ないなーと納得してタクシーに乗り込んだ。

 

 

 

空港へ向かう車内。

マーティンが助手席、FJは後部座席に座っていた。

マーティンはロシア語を少しだけ喋る事が出来るらしく、凄く楽しそうにそのドライバーと話している。

ロシア語が分からないFJの通訳もしてくれ、かなりいい雰囲気で空港まであっと言う間に感じられた。

 

 

ぼったくりドライバーに出会った時、FJは今まで恥ずかしながらこんな風に接する事が出来てなかったと思う。

彼はすごい器の大きい人だ。さすが数々の国を旅して来た人だ。と感心した。

 

空港に着いてからも彼は空港スタッフともすぐに仲良くなり、彼が接する人が笑顔になっていく様にさえ見えた。

FJも初対面の人に無駄話や冗談を言う事はよくあるけれど、彼はその数段上をいっている。

 

アゼルバイジャンに到着し、FJは入国、マーティンは乗り継ぎ。

という事で、またオランダか日本、世界のどこかで会おうと約束し別れた。

 

マーティンと出会って一緒に行動出来て自分の小ささを思い知らされた。

あんな風に旅できたらきっともっと楽しくなるし、何より周りを笑顔に出来る。

 

また魅力的な人と出会い、最高の刺激を与えてもらえた。こういった経験が出来るから旅は最高だ。

 

いつかマーティンを超える人間性を身に付け、周りの人達を笑顔にさせる。

 

そう誓い、眉毛をクイっとあげ、いつもよりハト胸になりながら空港を出た瞬間、早速タクシードライバーが群がって来た。バスで市内まで安く行けるのはインフォメーションで確認済み。

バスで行くんだと言っても一歩も引かないドライバーに

 

FJ心の声「うっとしーなぁ・・・しつこいなぁ・・・」

FJ心の声「あっ！！あかんあかん！」

 

 

と思ったもののどう対処したらいいのか分からず

 

交渉を続けてくるタクシードライバーと写メを撮って見た。

 

めっちゃ喋ってたのにカメラ向けたら黙るのが面白かった。そして笑顔でバイバイした。

 

 

道のりは長いな・・・（笑）

 

まだまだ模索中！！でも心に余裕を持っていこう！！

 

という訳で

 

アゼルバイジャン着いたぜぃ！！！！