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Freistellungsauftrag(フライシュテルングスアウフトラーク)とは、ドイツの銀行や証券会社に出しておくと、投資の利益が年1,000ユーロまで非課税になる申請です。出していないと、本来は税金がかからないはずの利益からも、最初から源泉徴収されてしまいます。
正直に書くと、私は長いあいだこれを設定していませんでした。理由は単純で、気にしていなかったからです。この記事を書くにあたって実際に設定してみたのですが、Trade Republicのアプリで数秒、それも金額を入力するだけで終わりました。拍子抜けするほど簡単です。この記事では、ドイツ投資にかかる税金の全体像と、私が実際に設定した手順をまとめます。
⚠️ 紹介ボーナスをもらうには条件があります
- 上のリンクから登録する(通常のダウンロードからでは対象外)
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一番の落とし穴が積立(Sparplan)の購入は取引回数にカウントされないことです。積立の設定は、ボーナスを受け取ってからにしてください。条件は変更されることがあるので、最新の内容は公式のキャンペーン表示でご確認ください。詳しい手順はTrade Republic評判・使い方にまとめています。
📑 目次
この記事でわかること
- Freistellungsauftragを出さないと何が起きるのか
- ドイツの投資にかかる税率(源泉25%+連帯税、ETFの部分免除)
- Vorabpauschale(前払い課税)の正体と、恐れなくていい理由
- Trade Republicアプリでの具体的な設定手順(実際にやった記録)
- 設定するときに気をつけること
⚠️ 最初にお断りしておきます
私は税理士ではなく、ドイツで投資をしている一人の会社員です。この記事は2026年8月時点の公開情報と、私が実際にアプリで操作した記録にもとづく一般的な解説であり、税務上の助言ではありません。税率・非課税枠・計算方法は法改正で変わります。また教会税の有無や家族構成、他の所得によって、あなたに当てはまる内容は変わります。実際の判断は必ず、下記の公式情報か税理士(Steuerberater)にご確認ください。
- 連邦中央税務局(BZSt)
- 所得税法(EStG)条文
- 利用している銀行・証券会社の公式ヘルプ
Freistellungsauftragとは?年1,000ユーロが非課税になる申請

ドイツでは、投資で得た利益に対して銀行や証券会社が自動的に税金を差し引いてから入金します。日本の特定口座(源泉徴収あり)に近い仕組みです。
ただしドイツにはSparerpauschbetrag(貯蓄者控除)という非課税枠があり、2026年時点で単身なら年1,000ユーロ、夫婦の合算申告なら年2,000ユーロまでの利益には税金がかかりません。
問題は、この枠は自動では適用されないことです。銀行側は「あなたの非課税枠がいくら残っているか」を知りません。だからFreistellungsauftrag(免税申請)を出して初めて、その金融機関で枠が使われるようになります。
出している場合と、出していない場合の違い
- 出している:年1,000ユーロまでの利益はそのまま受け取れる。手続きは以上で完了
- 出していない:1ユーロ目から源泉徴収される。取り戻すには確定申告(Steuererklärung)が必要になる
つまり、出していなくても最終的に取り返せる可能性はあります。ただしそのためには自分で確定申告をしなければなりません。数秒で終わる設定を怠ったせいで、あとから申告作業が増えるというのが実態です。
私は設定していませんでした|理由は「気にしていなかった」
正直なところを書きます。私はドイツでTrade Republicを使って投資をしていますが、Freistellungsauftragを長いあいだ設定していませんでした。
難しそうだから避けていた、というわけではありません。理由は本当に単純で、気にしていなかったのです。口座を開いて、ETFの積立を設定して、あとは動かさずに置いていました。税金の話は「利益が出てから考えればいい」くらいの感覚で、意識の外にありました。
おそらく同じ状態の人は多いはずです。ドイツで投資を始めるとき、口座開設と銘柄選びには時間をかけますが、税金の設定は誰も教えてくれません。アプリも「設定してください」と催促してくるわけではないので、知らないままでも普通に使えてしまいます。
この記事を書くにあたって、実際に設定してみました。結論を先に言うとめちゃくちゃ簡単で、なぜ何年も放置していたのかと思うレベルでした。手順は後半にまとめます。
ドイツの投資にかかる税金の全体像

非課税枠を超えた分にどれくらい課税されるのか、整理しておきます。
| 項目 | 税率(2026年時点) |
|---|---|
| 源泉徴収税(Kapitalertragsteuer) | 25% |
| 連帯付加税(Solidaritätszuschlag) | 源泉徴収税額の5.5% |
| 合計の実効税率 | 約26.375% |
| 教会税(Kirchensteuer) | 教会に所属している場合はさらに加算 |
株式ETFには「部分免除」があります
ここが見落とされがちですが、株式の比率が高いETFには Teilfreistellung(部分免除)という仕組みがあります。利益のうち30%が課税対象から外れるもので、これを反映すると実効税率は約18.46%まで下がります。
MSCI WorldやS&P500といった株式ETFを積み立てている場合は、この部分免除の対象になるのが一般的です。ドイツの投資環境は、思っているより悪くありません。
⚠️ 部分免除の適用は商品によって異なります
部分免除の率は、そのファンドの株式比率などの条件によって決まります。すべてのETFが30%免除になるわけではありません。保有している商品が対象かどうかは、証券会社の商品ページや目論見書、税理士にご確認ください。
私がどのETFを選んで積み立てているかはTrade Republic積立投資|ドイツでETFを始めるガイドに書いています。
Vorabpauschale(前払い課税)とは何か
ドイツで投資を調べていると必ず出てくるのがVorabpauschaleという言葉です。名前が厳ついので身構えてしまいますが、正体を知るとそれほど怖いものではありません。
これは分配金を出さないタイプ(thesaurierend)のファンドやETFに対して、毎年かかる前払いの課税です。分配金を出すETFなら受け取るたびに課税されますが、分配せずに再投資するETFは、売るまで一度も課税の機会がありません。そのバランスを取るための仕組みが2018年から導入されています。
重要なのは「二重取りされない」ことです
Vorabpauschaleは追加の税負担ではなく、あくまで前払いです。将来ETFを売却して利益を確定するとき、すでに払ったVorabpauschaleの分は差し引かれます。同じ利益に二重で課税されることはありません。
課税のもとになる金額は、年初の評価額に基準金利(Basiszins)の70%を掛けて計算されます。2026年の基準金利は3.20%と定められました。
ここでもFreistellungsauftragが効きます
Vorabpauschaleも非課税枠1,000ユーロの対象です。つまりFreistellungsauftragを出しておけば、枠の範囲内であればVorabpauschaleでも税金は引かれません。設定しておく価値がここにもあります。
設定方法|Trade Republicで実際にやった手順

ここからは私が実際にTrade Republicのアプリで設定した記録です。アプリを英語表示で使っているので、英語のメニュー名で書きます。
設定の手順
- ① 設定メニューから「Tax」を開く
- ② 「Exemption order」(=Freistellungsauftrag)を選ぶ
- ③ 金額を入力する 1,000ユーロまで自由に入力できます
- ④ 確定して完了
税番号の入力は不要でした
Freistellungsauftragには税番号(Steuer-ID)が必要ですが、私の場合は口座開設のときにすでに登録済みだったため、あらためて入力する必要はありませんでした。金額を入れるだけで終わりです。
これから口座を作る人も、開設時に税番号を登録することになります。税番号はドイツで住民登録(Anmeldung)を済ませると、後日郵送で届く番号です。手元にない場合はまずそちらを確認してください。住民登録のやり方はドイツのAnmeldung完全ガイド|予約が取れない時の実体験にまとめています。
かかった時間は数秒でした
操作としては、メニューを2階層たどって金額を打ち込むだけです。正直、拍子抜けするほど簡単でした。何年も放置していたのが馬鹿らしくなるくらいの手軽さです。
※紹介ボーナスには「上のリンクから登録」「21日以内に手動で3回取引」などの条件があります(受け取り条件を見る)。
Trade Republicそのものの評判や、口座開設の流れはTrade Republic評判・使い方【ドイツ在住者正直レビュー】にまとめています。
⚠️ メニュー名や画面は変わることがあります
上記は私が操作した時点のアプリ表示です。アプリの更新で名称や配置が変わる可能性があります。また表示言語の設定によってメニュー名は変わります(ドイツ語表示なら「Freistellungsauftrag」と表記されます)。見つからない場合はアプリ内のヘルプかサポートに確認してください。
設定するときの注意点

複数の金融機関に分けて出す場合は合計1,000ユーロまで
非課税枠は1人あたり合計で年1,000ユーロです。銀行ごとに1,000ユーロずつ使えるわけではありません。複数の口座を持っている場合は合計が1,000ユーロを超えないように配分する必要があります。
使っている金融機関がTrade Republicだけなら、悩まず1,000ユーロを指定しておけば問題ありません。
ドイツ国外の証券会社では使えません
Freistellungsauftragはドイツの金融機関に対して出す申請です。海外のブローカーを使っている場合はこの仕組みが使えないため、確定申告で控除を申請する形になります。
出していない年の分は確定申告で取り戻す
私のように長く出していなかった場合、その間に引かれた税金は確定申告を通じて取り戻せる可能性があります。ただし手続きと期限があるので、金額が大きい場合は税理士に相談するのが確実です。
⚠️ 個別の事情は専門家に確認してください
配偶者との合算、教会税の有無、日本にも資産がある場合の扱いなど、個人の状況によって答えは変わります。この記事は一般的な仕組みの説明にとどまります。ご自身のケースについては税務署(Finanzamt)または税理士(Steuerberater)にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. Freistellungsauftragとは何ですか?
A. ドイツの銀行や証券会社に出す免税申請です。提出すると、投資の利益が年1,000ユーロ(夫婦の合算申告なら2,000ユーロ)まで非課税になります。出していないと1ユーロ目から源泉徴収されます。
Q. 設定しないとどうなりますか?
A. 本来は非課税のはずの利益からも税金が引かれます。取り戻すには自分で確定申告をする必要があります。設定自体は数秒で終わるので、先にやっておくほうが手間がかかりません。
Q. Trade Republicではどこから設定しますか?
A. 私が設定したときは、設定メニューの「Tax」から「Exemption order」を選び、金額を入力する流れでした。1,000ユーロまで自由に入力できます。アプリの更新で表示が変わる可能性があるため、見つからない場合はアプリ内のヘルプをご確認ください。
Q. 設定に税番号(Steuer-ID)は必要ですか?
A. 必要ですが、口座開設時に登録済みであれば、あらためて入力する必要はありません。私の場合は登録済みだったため、金額を入れるだけで完了しました。
Q. ドイツの投資にかかる税率はいくらですか?
A. 2026年時点で源泉徴収税25%に連帯付加税5.5%が加わり、実効で約26.375%です。株式ETFには30%の部分免除があり、これが適用される場合の実効税率は約18.46%になります。教会税に加入している場合はさらに加算されます。
Q. Vorabpauschaleとは何ですか?怖いものですか?
A. 分配金を出さないタイプのETFなどにかかる前払いの課税です。追加の負担ではなく前払いなので、売却時に精算され二重課税にはなりません。非課税枠の対象でもあるため、Freistellungsauftragを出していれば枠内では引かれません。
Q. 複数の銀行を使っている場合はどうすればいいですか?
A. 非課税枠は1人あたり合計で年1,000ユーロです。銀行ごとに1,000ユーロ使えるわけではないので、合計が枠を超えないように配分してください。
まとめ
Freistellungsauftragは、知っているかどうかだけで結果が変わる種類の手続きです。難しくもなく、お金もかかりません。ただ誰も教えてくれないので、気にしていないと何年でも放置されます。私がまさにそうでした。
- 💶 年1,000ユーロまでの利益が非課税になる(夫婦なら2,000ユーロ)
- ⚠️ 出していないと1ユーロ目から源泉徴収される
- 📱 Trade Republicなら「Tax」→「Exemption order」で数秒
- 🧾 Vorabpauschaleも非課税枠の対象になる
- 🏦 枠は合計1,000ユーロ。複数の銀行に分ける場合は配分する
私からのおすすめは単純です。まずは設定してしまうこと。仕組みを完全に理解してから動こうとすると、たいてい後回しになります。アプリを開いて金額を入れるだけなので、調べている時間より短く終わります。
ドイツでの投資をこれから始める方はドイツ在住の投資の始め方|預金だけだった私の資産運用を、銀行・送金を含めたお金全体の組み立てはドイツ在住のお金管理完全ガイドをあわせてどうぞ。
※紹介ボーナスには「上のリンクから登録」「21日以内に手動で3回取引」などの条件があります(受け取り条件を見る)。
FJ
ドイツ在住の日本人エンジニア。英語ゼロからフィリピン留学→ロンドンワーホリ→パリ→ドイツ就職と5年以上の海外生活を経験。世界60カ国以上を旅した一次情報ベースのブログ「FREE JOURNEY」を運営。
英語学習、世界一周、ヨーロッパ就職を綴った著書「世界一周の果て」発売中。
※本記事は2026年8月時点の公開情報と著者の操作記録にもとづく一般的な解説であり、税務上の助言ではありません。著者は税理士ではありません。税率・非課税枠・基準金利・部分免除の条件は法改正や年度によって変わります。また教会税の有無、配偶者との合算、保有商品の種類、他国に資産がある場合の扱いなど、個別の事情によって結論は変わります。実際の手続きや判断の前に、必ず連邦中央税務局(BZSt)などの公式情報、利用している金融機関の案内、または税理士(Steuerberater)・税務署(Finanzamt)にご確認ください。
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