【ミラン】ピザを食べただけの話

明けましておめでとうございます!FJです!

今年もガンガン旅していきます!新しいことにも挑戦しようと思ってますので、これからも宜しくお願いします!

ハンガリーのブダペストから1時間半ほど飛行機に乗ってイタリアのミランに到着!





ここミラノでは会いたかった人がいた。

イタリア人のリカルド!

ミラノ在住の大学院生だ。たまに連絡を取り合っていて仲良くしてくれている。

彼とは8月にモンゴルのウランバートルのホステルで出会い、一緒に現地民のゲルへ宿泊したり、ビールを飲んで語ったりした旅仲間。

 

半ば衝動的にイタリアに行くことにしたFJは、なんと前日にリカルドに連絡。

 

FJ
「リカルドー!元気??明日なんか予定ある?」

 

リカルド
「もしかして明日イタリアにくるの?笑」

 

そして、8月にモンゴルで会ったとき以来の再会を果たす事が出来た!

 

 

やっぱり世界の遠く離れた場所で再会するというのは、何物にも代え難い喜びで満たされる。

 

リカルドはミラノの街を案内してくれた。

ミラノ大聖堂
ガレリアのアーケード

 

そして、夜ご飯はピザを食べたいと伝えると、リカルドお気に入りのピザのお店に連れてってくれる事になった。

 

FJはイタリアで本場のピザを食べられる事に興奮し、そして緊張すらしていた。

 

何を隠そうFJは小さい頃から現在に至るまでピザが大好きなのだ。
昔から誕生日にはピザをねだるほど。

そんなFJがかつて死ぬまでにやろうと決めた事があった。

 

それが

 

「イタリアで本場のピザを食べる」

 

 

長年夢見続けてきたことを実現できる日がとうとうきた。

 

 

リカルドとミラノの街を闊歩しながら、モンゴルでの話、それからの旅の話をしているとあっという間にお店に辿り着いた。

 

 

FJの夢の舞台

 

店名: solo pizza cafe
住所:Alzaia Naviglio Pavese, 16, 20143 Milano MI

 

はっきり言ってこの店のランクとか口コミがどうだとかは全然知らない。
きっとガイドブックにも載ってないだろう。

でもそんなことは重要じゃない。イタリアで生まれ育ったリカルドがオススメするピザ。それこそ本場のピザだ。

 

店内に入ると、 店の中央にこれでもかと置かれた大きなピザ窯が目に入る。

その窯からは小麦の香ばしい匂いが嗅覚を刺激し、より一層の食欲を掻き立てる。

そしてスタッフからは、笑顔でBuona sera (ボナセーラ)とイタリア語で挨拶をされる。
周りの客から聞こえるのもイタリア語ばかりだ。

 

そう、FJはまさにイタリアにいる。

 

視覚、嗅覚、聴覚から感じるイタリア、興奮せずにはいられなかった。

 

夢の舞台となる店内を見渡し、イタリア語で書かれたメニューをリカルドに翻訳してもらいながら、夢の実現を果たすピザを決める。

 

シンプルなマルゲリータに決めた。

 

しかし、メニューに書かれたその値段に驚いた。

 

ピザの値段は5ユーロ(約650円)〜と日本のレストランと比較するとかなり安い。

リカルドに聞いてみると相場はこれくらいで、さらに安い店もあるという。

さすがピザの本場だ。

 

リカルドにイタリア語でオーダーしてもらい、窯の前の職人が動き出す。

 

決して若くないガッシリとした職人。

慣れた手付きであっという間に窯へとピザを滑らせる。

窯越しに見える職人の目は真剣そのもので、今まで数千枚、いや数万枚のピザと言う名の幸せを人々に与え続けてきたであろうことを感じとる事は容易であった。

時折、焼き加減の調整だろうかピザを回転させる作業をするのだが、見とれてしまう程のピザ捌きだ。

 

そうこうしている内に職人がピザを窯から取り出し、皿の上へと導いた。

完成したようだ。

 

笑顔のスタッフがそのピザをFJの前へと運ぶ。

いよいよご対面の時。

 

美味しそうですだちー!

だまれ!貴様と遊んでる暇はない!

 

ピザカッターを使わずにナイフとフォークで食べる事に少し驚いたが、それもイタリアならではだと新鮮で喜びの発見だった。

 

店員からの召し上がれと言う意味のbon appetit(ボナペティート)が夢の実現を知らせる合図。

 

ナイフで手頃な大きさにカットし、とうとう夢が叶う瞬間を迎えた。

リカルド
「どう?美味しい?」

FJ
「・・・」

 

FJ
「旅しててよかった・・。」

 

長年膨らませてきた期待を裏切らない程のピザを食し、自らの五感をフルに使って味わった直後の感情。

 

それは

「旅しててよかった」

だった。

 

この旅を肯定する事は、FJの今までの軌跡、決断、そして人生そのものを肯定する事と同義だと思っている。

きっと日本からイタリアを訪れ、ピザを食べただけでも感動しただろう。

 

しかし、今まで9ヵ月程世界を旅してきて、その中でモンゴルでイタリア人のリカルドと偶然出会い、数ヶ月後に彼の故郷ミラノを訪れ再会、そんな奇跡の連続が生んだ「夢の実現」。

本当にその瞬間、一片の迷いもなく満足感しかなかった。

それと同時に人生でこんな満たされた瞬間を少しでも多く味わいたい。これからもやりたい事はドンドン実現していこうと強く誓うほどだった。

 

間違いなく「イタリアの本場のピザを食べる」というひとつの夢の実現は、FJの人生における新たなエネルギーを与えてくれた。

 

急だったにも関わらず会ってくれたリカルド、ピザ職人、スタッフ、旅を応援してくれている人達、FJに関わってくれている全ての方々に感謝を伝えたい。ありがとう。

そしてすだちくん、さっきはごめん。

かんまん(大丈夫)ですだちー!ボクも食べるですだちー!

 

 

リカルドのお皿を見ると、ピザの耳を残しながら食べている。

耳の部分も本当に美味しかったので、理由を訪ねてみると、お腹がいっぱいになって全部食べられないかもしれないので耳の部分は後から食べれたら食べるらしい。

 

イタリアではそれがメジャーな食べ方なのかと聞くと、友達で何人かいるけどメジャーではないと思うと笑っていた。

 

現地ならではの情報に興奮し、FJも真似しようとしたがすぐに辞めた。
そう、間違いなく全て食べられるからだ。

むしろリカルドの残りを食べさせてもらったくらいだ。

 

完全に心を満たされたまま完食し、今度はデザートを意味する「ドルチェ」だ。

中から温かいチョコレートが溢れ出すドルチェ。

儚くも繊細、かつ温もりを感じさせ、まるで人の心を模倣しているかの様なスイーツ。
いや、もはやこれはスイーツでは無く、人の心そのものなのだろう。

これも文句の付けようもなく最高だった。

 

改めてこんな瞬間を迎えられた人生に感謝したい。
そしてどんな変わった夢だろうと実現していく同志達とこれからも刺激し合っていければと思う。

 

と言うわけで、今回は食の域を超越し、夢を実現させる事が出来た瞬間をシェアした。

 

「死ぬまでにやりたい」事は自分でハードルを上げているだけで、案外手を伸ばせばそう遠くないのかもしれない。

 

Impossible is nothing

 

Just do it!!

3 thoughts on “【ミラン】ピザを食べただけの話

  1. お~♪旨そう&ピザ焼く釜!ピカソ的で!もはやアート(^○^)&みみ残すんだ~……みみ好きの桃からすれば……その食べ方は邪道!Σ( ̄□ ̄;)&ピザの次はパスタのレポートとイタリアの人は蛸を食べるそうですが→どのような料理があるのかな~♪FJレポーター宜しく~(*`・ω・)ゞ

    1. ピザのミミ美味しいですよね!FJも大好きです!(^^)
      パスタも何回か食べましたが、麺が少しカタイくらいであまり違いはありませんでした!(笑)
      やっぱり日本の食べ物のレベルは世界的にすごく高いのではないかと思います!
      他にはジェラート等のスイーツも美味しくて最高でした!
      食の面で言えば今まで訪れた国の中でもトップレベルに美味しい国でした!

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