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ヨーロッパの英語面接は、日本の面接とまったく違います。いちばん驚いたのは、日本のような「なぜ当社か」という志望動機を直接は聞かれないこと。代わりに「あなたについて教えてください」と問われ、見られているのは「一緒に働きたいと思えるか」「スキルがあるか」「自分の意見を発言できるか」です。私は英語ゼロから海外に出て、ロンドン就職、その後ドイツ3社・フランス1社に内定しましたが、日本式の面接対策のままだったら受かっていなかったと思います。この記事では、ヨーロッパの英語面接で本当に見られていることと、効いた準備・答え方を実体験で解説します。
📑 目次
✅ この記事でわかること
- ヨーロッパの英語面接が日本と違うポイント
- 面接官が本当に見ている5つの観点
- 英語が完璧でなくても内定できる理由
- 4社内定者が実践した準備と答え方
ヨーロッパの面接は日本とどう違う?

日本の面接では「志望動機」「なぜ当社か」が定番です。しかし私がヨーロッパで受けた面接では、「なぜ当社か」という直接的な志望動機はほとんど聞かれませんでした。代わりに定番なのが「あなたについて教えてください」という質問で、重視されるのはもっと実務的で人間的な部分です。
日本式の「会社への忠誠心」や「きれいな志望動機」をアピールしても響きません。ヨーロッパの面接は「この人と一緒に働けるか」「実際に成果を出せるか」を見る場だと考えると、準備の方向性が変わります。
志望動機の代わりに定番の「あなたについて教えてください」
志望動機の代わりによく聞かれるのが、「あなたについて教えてください(Tell me about yourself)」という質問です。ここで漫然と自己紹介をするのはもったいない。ポイントは、応募しているロールにフィットするように、自分の経歴やスキルを伝えることです。
「これまで何をしてきて、その経験がこのポジションでどう活きるか」を結びつけて話すと、面接官に「即戦力になりそうだ」と伝わります。自己紹介を、そのまま自分の売り込みの時間に変えるイメージです。
面接で本当に見られている5つのこと

私が複数社の面接を受けて感じた、ヨーロッパの面接官が見ているポイントは次の5つです。
① 一緒に働きたいと思えるか(カルチャーフィット)
スキルが同じなら、最後は「この人とチームで働きたいか」で決まります。話しやすさ、感じの良さ、チームに馴染めそうかという人間的な相性が重視されます。
② スキルがあるか(即戦力)
ヨーロッパは job型(職務ベース)の採用が中心で、「そのポジションで何ができるか」が問われます。ポテンシャル採用の日本と違い、具体的なスキル・実績を示せるかが鍵です。
③ 自分の意見を発言できるか
聞かれたことに対して、自分の考えをはっきり言えるか。黙ってしまったり、当たり障りのない優等生的な答えに終始すると評価されません。多少つたない英語でも、自分の意見を言う姿勢が大事です。
④ 自分を持っているか(主体性)
「あなたはどう考えるか」「あなたは何がしたいか」を問われます。指示待ちではなく、自分の軸・意思を持っている人が好まれます。
⑤ 質問できるか(逆質問)
面接の最後の逆質問は、ヨーロッパでは特に重視されます。質問しない=興味がない・主体性がない、と見なされることもあります。良い質問は「ちゃんと考えている人」という評価につながります。
💡 日本との違いを一言で
日本=「会社に合わせられるか」を見る/ヨーロッパ=「あなたは何ができて、どう考える人か」を見る。ベクトルが逆だと意識するだけで、準備が変わります。
私が4社内定して感じた「効いた」こと

私が複数社から内定をもらえた要因は、英語力よりも「見られているポイントを外さなかった」ことだと感じています。具体的に効いたのは次の3つです。
- 自分の意見を必ず言う:完璧な英語より、自分の考えを持って発言する姿勢を優先した
- こちらからも質問する:面接を「双方向の対話」と捉え、会社やチームについて積極的に質問した
- スキルを具体的に話す:「何ができるか」を具体例で示し、即戦力であることを伝えた
海外就職までの全体の流れは英語ゼロからヨーロッパ就職の全ルート、ヨーロッパ転職のビザ・進め方はヨーロッパ転職完全ガイドにまとめています。
英語が完璧でなくても受かる理由

私が内定したときの英語はC1レベルで、ロンドンでのビジネス経験もありました。とはいえC1はネイティブのように完璧というわけではありません。「英語がペラペラじゃないと無理」と思う人は多いですが、エンジニアなど専門職では、英語力そのものより、技術力と『伝えようとする姿勢』が重視されるからです。
とはいえ、面接は英語で行われます。完璧でなくてもいいですが、「自分の意見を英語で言い切る」練習だけは必要です。文法が多少崩れても、言いたいことを最後まで伝えきる力が評価されます。
逆質問で差がつく
ヨーロッパの面接では逆質問が想像以上に重視されます。私は毎回、必ず複数の質問を用意して臨みました。おすすめの逆質問の方向性は次のとおりです。
- チームの働き方・構成について(「どんなチームで、どう働きますか?」)
- その役割で期待される成果について(「最初の数ヶ月で何を期待しますか?」)
- 会社・プロダクトの今後について
「質問はありません」は避けましょう。興味と主体性がないと受け取られかねません。
面接の準備方法
見られるポイントが分かったら、あとは準備です。私が実践した方法を紹介します。
① 英語で「自分の意見を言う」練習をする
面接対策で一番効くのは、実際に人と英語で話す練習です。アプリの独学だけでは「発言する力」は鍛えにくいので、オンライン英会話で場数を踏むのがおすすめです。私は講師相手に模擬的な質問応答を繰り返しました(参考:Preplyレビュー)。
② スキルの棚卸しと、逆質問の準備
「何ができるか」を具体例で言えるよう整理し、逆質問を3つ以上用意しておきます。
③ 求人・スカウトで面接の母数を増やす
面接は場数がものを言います。スカウト型サービスに登録しておくと、海外勤務・外資の求人からオファーが届き、応募の母数を効率的に増やせます(参考:ビズリーチ評判・使い方)。
よくある質問
ヨーロッパの面接で志望動機は本当に聞かれませんか?
「なぜ当社か」という直接的な志望動機は、私の経験ではあまり聞かれませんでした。代わりに「あなたについて教えてください」と問われ、そこで自分の経歴やスキルが応募ロールに合うことを伝える形になります。志望動機を語るより、自己PRで貢献できる点を示すのが大事です。
英語力はどれくらい必要ですか?
私が内定したときの英語はC1レベルで、ロンドンでの就労経験もありました。とはいえC1は完璧ではなく、専門職では英語力より技術と伝える姿勢が重視されます。面接は英語なので、自分の意見を言い切る練習は必要です。
逆質問は必ずした方がいいですか?
はい。ヨーロッパの面接では逆質問が重視され、「質問はありません」は避けるべきです。チームの働き方や期待される成果について複数用意しておきましょう。
面接の準備で一番大事なことは?
「自分の意見を英語で発言する練習」と「逆質問の準備」です。完璧な英語より、考えを持って双方向に対話する姿勢が評価されます。
まとめ
- 🌍 直接的な志望動機は聞かれない:代わりに「あなたについて教えてください」で自己PR
- 👀 見られる5つ:一緒に働きたいか/スキル/発言力/主体性/逆質問
- 🗣️ 英語は完璧でなくてOK:意見を言い切る姿勢が大事
- ❓ 逆質問で差がつく:必ず複数用意する
ヨーロッパの英語面接は、日本と見られるポイントが根本的に違います。「会社に合わせる」のではなく「自分は何ができて、どう考える人か」を伝える場です。英語力に自信がなくても、ポイントを押さえれば十分にチャンスはあります。まずは英語で意見を言う練習と、求人探しから始めてみてください。
FJ
ドイツ在住の日本人エンジニア。英語ゼロからフィリピン留学→ロンドンワーホリ→パリ→ドイツ就職と5年以上の海外生活を経験。世界60カ国以上を旅した一次情報ベースのブログ「FREE JOURNEY」を運営。英語ゼロから海外に出て、ドイツ3社・フランス1社に内定した実体験を持つ。
英語学習、世界一周、ヨーロッパ就職を綴った著書「世界一周の果て」発売中。
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